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「3500万円の中古リノベはアリかナシか?」2.5万人に問いかけて見えた、令和の家づくりの新常識 


先日、SNSである問いかけをしました。「築30年の中古住宅を800万円で購入し、2700万円かけてフルリノベーション。耐震等級3相当、断熱等級6まで性能を引き上げた家。あなたなら、買う?買わない?」

2.5万人以上の方に届いたこの投稿には、多くの反響が寄せられました。

集計結果:圧倒的な「買わない」派、でも…
結果を整理すると、以下のようになりました。

買う:5件
買わない:21件

約8割の方が「買わない」と回答されました。 理由は「それなら新築の方がいい」「古いものに3500万円は高い」という声が多数派です。 しかし、私個人としては、**「2割近くの方が『買う』と答えたこと」**に、現代の家づくりに対する価値観の変化を感じて驚いています。

なぜ「買う」という選択肢が成立するのか?
設計士としての視点で見ると、この3500万円には新築にはない価値が隠されています。
「立地」という絶対的な優位性 新築で良い土地を探すのが困難な今、中古住宅は「すでに良い場所にある」ことが多いのが魅力です。
新築を超える「住宅性能」 今回のケースで重要なのは、ただ綺麗にするだけでなく「耐震等級3相当」「断熱等級6」という、今の新築基準をも上回る性能を担保している点です。

実は「新築より安くつく」現実 現在の物価高騰の中、同等の立地で同等の性能を持つ新築を建てようとすれば、解体費や外構費を含めて3500万円では収まらないケースが増えています。

リノベーションの「弱点」と向き合う
もちろん、リノベには弱点もあります。
家の高さ(階高)は変えられない
家の位置(配置)は変えられない

これらを許容できるなら、浮いたコストを内装や断熱に「全振り」できるのがリノベ最大の魅力です。 逆に、リフォーム歴や築年数だけで判断するのは「不動産屋のオモウツボ」かもしれません。

結論:大切なのは「土地の過去」と「性能の裏付け」
私が500件以上の建物調査をしてきた中で大切にしているのは、建物の見た目よりも「土地の過去」や「見えない構造」です。

昔そこが川や用水路ではなかったか?といった土地の履歴を確認し、適切な耐震・断熱改修を行う。 そうすることで、中古住宅は「新築せんくてもええやん♪」と思えるほどの最高の住まいに生まれ変わります。


t.yokozeki







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