いえにわで家を建てていただいたお客様にインタビュー。いえにわとの出会いや家づくりを通した感じた⼤切なこと、その後の暮らしの変化などについてお聞きしました。ぜひ家づくりの参考にしてください。
『いえにわ工房』との出会い
「リビングに入った瞬間、ここがいいなって思いました」
Iさんが『いえにわ工房』と出会ったきっかけは、新居の近くの賃貸マンションに住んでいたときに届いた1通のDM。ちょうどそのとき、北島町内で新居が建てられたらと、工務店を回っている最中でした。
「『いえにわ工房』さんのDMを見て、今まで届いたDMの雰囲気と違うのを感じました。庭には緑がたくさんあるお家の写真がすごく素敵で、その日のうちに電話をして、夕方にはモデルハウスへお伺いしていましたね。」
到着して⽞関へ⼊り、リビングへ通された瞬間、こういう感じのところに住んでみたいという気持ちになったというIさん。⼤きな窓の外にウッドデッキがあり、緑豊かな庭と繋がっている住まいの⾵景に⼼が動いたそうです。
「他社さんのモデルルームとは違って、家具や⾷器、本やクッションも置いてあるので、友だちのお家に遊びにきたような、居⼼地の良さがありました。その後もモデルハウスへ何回かお伺いしたのですが、こんな暮らしがしたいという、⾃分の理想の住まいのイメージがどんどん膨らんでいきました。」
家を建てるときに⼤切にしたこと
「⼦どもがウッドデッキや庭で遊べる家にしたい」
海外ドラマに出てくるような、カバードポーチとラップサイディングのあるサー ファーズハウスに憧れていたというIさん。内装は住宅雑誌を⾒ながら、好きなイメージを伝えていきました。
「内装のイメージなど、最初は漠然としていたので、断⽚的に雑誌の写真を⾒て伝えたものを、横関さんが消化をして理想の形にしてくれました。間取りは、寝室などは最低限の広さを確保して、リビングに⼒をいれる⽅針で進めていきましたね。後はキッチンとランドリールームが⾏き来しやすいよう家事動線をスムーズにしたいと伝えました。」
モデルルームを訪れたときに惹かれたウッドデッキもオーダー。変形な⼟地の形に合わせて⽇当たりを考慮し、⼦どもがウッドデッキや庭で遊べる、⼦どもも⼤⼈も楽しめるお家が完成しました。
「モデルハウスへ⾏ったときに、⼤きな窓が開放的でいいなと思ったので、リビングに⼤きな窓をつけてもらいました。その窓の向こうにウッドデッキとカバードポーチがある、憧れの海外ドラマのようなお家が少しずつ形になっていったので、完成までワクワクしていましたね。」
初めて迎える夏。ウッドデッキに⼤きなプールを置いて遊ぶのが待ち遠しいそうです。
⼯事が進んでいくなかの気持ちの変化
「着⼯したときは、間取りしか決まっていませんでした」
家づくりをするなかで、Iさんは驚いたことがあります。それは「こんなこともできるんだ!」という選択肢の広さです。
「『いえにわ』さんとお話をしながら進めていくなかで、⾊々な可能性を感じました。実は着⼯までに決まっていのは間取りだけなんです。建てながら実際の部屋を⾒て、床の材質や壁の⾊を決めていきました。途中経過を⾒ながらだと具体的にイメージすることができ、⼆⼈とも納得のいく選択ができましたね。これが打ち合わせの部屋で決めていたら、全く違う結果になっていたと思います。」
“サーファーズハウス=壁の⾊は⽩”と思っていたIさん。⼯事途中のリビングを⾒て、窓が⼤きいので⽩だと眩しいかもしれないと横関さんからアドバイスがあり、最終的にはご夫婦の好きな落ち着いたグレーを選びました。
「リビングの床や壁の⾊も発注タイミングぎりぎりまで悩ませてくれました。⼆⼈とも暗めの落ち着いた⾊のほうが好きだったので、本当に満⾜しています。」
新居に住んで感じること
「当たり前の暮らしをしているだけで、⾮⽇常を感じら れます」
今年の3⽉に引っ越しをしたIさん。インタビュー時は引っ越しをして1ヶ⽉余りが経ち、ちょうど新⽣活にも慣れてきた頃。住み⼼地や暮らしの変化を聞いてみると、お気に⼊りの家で暮らすと、かけがえのない時間を与えてくれることを教えてくれました。
「新⽣活といっても、賃貸マンションで暮らしていたときと変わったことはしていません。スーパーで買ってきたピザを温めてウッドデッキで⾷べたり、コーヒーを淹れてリビングで飲んだり、少し部屋を暗くして晩酌をしたり。今までの当たり前の暮らしをしているだけなのに、お気に⼊りの家だと全てが⾮⽇常のような気分になれるんです。」
コロナ禍で外出できない今、おうち時間を満喫しているというIさん。⾃分たちの本当の好きが詰まった家だからこそ、外出できなくてもストレスがたまることはありません。選択できる家づくりは、家族に宝物のような時間や幸せまで与えてくれる。これこそが、家づくりの本質ではないでしょうか。
阿南の家 W様
「自分たちの個性を大切にした家を建てると毎日楽しい」
『いえにわ』との出会い
「初めて行ったオープンハウスで『いえにわ』さんかなって」
家を建てる前は賃貸マンションに住んでいたWさん。籍を入れて半年を迎え、そろそろ新居を構えたいと思っていた矢先、『いえにわ』のオープンハウスのDMがポストに投函されたそう。“ピザ窯のある家”というワードと、おしゃれなDMのデザインが気になり、同じ阿南市なので行ってみようということに。
「オープンハウスへ行くと営業マンからセールストークを聞かされたり、アンケートを書かされるのだろうと思っていたらぜんぜん違って! お家をゆっくり見させてもらった後に、ピザ窯の前でコーヒーを淹れてくださって、おしゃべりをしながら楽しい時間を過ごさせてもらいました。」
オープンハウスで拝見した家は見た目以上に収納があり、リビングの窓が大きくデザインも魅力的。Wさんは他の住宅メーカーや工務店をまだ見に行っていなかったけれど、帰りの道すがら『いえにわ』さんにお願いすることになると、直感が働いたといいます。
「横関さんが他社さんも見た方がいいと言ってくださったので、4社くらい見に行きましたが、やっぱり『いえにわ』さんがいいなって。他社さんの物件はなんかときめかなかったんですよね。遊び心が感じられなかったのかな」とWさん。他社との比較もでき、納得したうえでWさんの家づくりがはじまりました。
家を建てるときに大切にしたこと
「二人の趣味が楽しめる家にしたい」
夫婦でどんな家に住みたいかを普段から話していたというWさん。共通している要望の一つが、収納が充実していることでした。旦那さんの趣味はフィギュア集めで、以前住んでいた家に収納が少なく片付かなかったため、フィギュア棚付きの趣味の部屋を提案してもらいました。「3畳くらいの広さなのですが、3mくらいあるフィギュア棚とフィギュアの箱が置けるロフトは収納力抜群です」と旦那さん。コレクションを並べても棚には余白があり、これから埋めていくが楽しみだと言います。
お茶と着物が趣味の奥さんには、小上がりの和室を提案。和室の下は収納になっており、お茶をときはフラットな入口になるよう、収納棚を出した上に畳を敷き、和室の空間が広がる仕様になっています。
「着物をたくさん持っているので、ウォークインクローゼットに着物の幅に合わせたオープン収納をつくっていただきました。可動式の棚を着物が入るサイズに合わせてくれたのでとても使いやすいです」と奥さん。
奥さんの影響で旦那さんも着物を着るようになり、指輪のお返しに奥さんから着物を贈ったという素敵なエピソードも教えてもらいました。「今度その着物を着て一緒に映画へ行こうと話しています」と、二人の趣味を詰め込んだ家での生活は、夫婦の仲が一層深まるのだと感じました。
『いえにわ』からの提案
「暮らしが快適になる収納と動線は気持ちがいい」
Wさんはいろんな要望を伝えるなかで、横関さんからの提案もたくさんあったと言います。料理は二人共するので、一緒に作業ができる作業スペースが広めのアイランドキッチンを採用。「アイランドキッチンにすると、ガラスの衝立をしたら油はねが気にならないと思っていたのですが、タイルにしたらおしゃれと横関さんが提案してくれました。綺麗なモスグリーンのタイルで、毎日立つところなのでとても気に入っています。」
キッチンの正面には和室があり、今は赤ちゃんが和室で過ごしているので、見ながら料理ができるのもうれしいポイントだと言います。
他にも、二人共通の趣味がキャンプのため、シューズクローゼットの中にテーブルやコンロなどのキャンプグッズが収納できるようになっています。「玄関から車に荷物をすぐ乗せられるのは楽ですね。椅子のサイズを事前にお伝えして棚の高さを調整してもらったのですが、物をデッドスペースなく収納できるのは気持ちがいいです。」
2Fにはバルコニーの近くにランドリースペースを配置。洗濯機から出した洗濯物はすぐにバルコニーへ移動でき、雨の日はランドリースペースに干せるようになっています。「暮らしの中のちょっとしたことでも、毎日のことなのでとても大事。動線がスムーズなので快適です」と奥さん。住む人に合わせてつくられた家のカタチは、何気ない日々の暮らしを豊かにしてくるのだとWさんの言葉から伝わってきました。
新居に住んで感じる家づくりの大事なこと
「また家を建てても同じ家がいい」
奥さんは育休中1日のほとんどを家の中で過ごしていましたが、リビングの大きな窓からは外の景色が見えるので閉塞感がなく、心のゆとりにも家が関係しているのを感じているそうです。「庭も含めて提案してもらい、好きな金木犀を植えてもらったのですが、季節を感じながら暮らせるっていいですね。和室の丸窓からは紅葉が見えるように植えてくださったので秋に色づくのが楽しみです。」
二人の個性が詰まった家を建てられたWさん。家づくりを経験して感じたのは、自分たちの個性を大切にするためには違和感をそのままにしないことだと語ります。「違和感を感じて置いておくと、どこかでストレスになるので妥協せずに工務店さんと話し合って進めるべきだと思います。家は3回建てないと満足の家が建たないと聞くけれど、私たちはまた家を建てても同じ家がいいですね。」
結婚、着工、出産、引っ越し。いろんなことが同時進行で進んでいく中、Wさんは充実した日々を過ごしていたと振り返ります。着工途中も毎週末現場へ行き、「屋根ができた」、「外壁ができた」と楽しみを膨らませていたそうです。机上で全てを決めるのではなく、現場を見ながら進めていく家づくりは、毎回の打ち合わせが楽しかったと言います。妥協をせず、違和感を伝えて潰していくことが自分たちの暮らしにつながっていく。それを受け止めてカタチにしてくれる人と巡り合うことから、家づくりははじまっているのかもしれません。
あとがき
⼟地購⼊前から相談できた
いえにわ 横関孝章
「ここの⼟地を購⼊しようと思っていますけど、どのようなプランになりますか?」
I様と2度⽬の再会、打合せがスタートした。
「場所はとても気に⼊っているのですが、敷地が正⽅形や⻑⽅形じゃなくどうしていいかわからなくて。」とI様。
近年の分譲地は四⾓く区画された⽥畑を住宅地に変えることが多いので 、敷地の形状も正⽅形や⻑⽅形がほとんど。さらに⽇当たりを求めて南向きの⼟地が⼈気で、⽇陰ができる⼟地を悪く⾔う⼈が多い。僕が設計で⼤切にしていることは”⽇陰がどこにできるかと⾵がどこを通るのか 。⽇陰には種類があって、⽇陰の濃さや時間帯、それに乾燥の度合いなどをよく⾒るようにしているから敷地が変形地で⽇陰があっても落胆はしない。⼀⽇中⽇が当たる敷地だとどうやって⽇陰をつくろうかと考える。気になる⽇差しが部屋まで届かないようにすれば、カーテンも閉めなくていい。カーテンを閉めなければ、外が⾒えるので部屋が広く感じる。乱暴に部屋を広くしなくても、庭が⾒えるように窓の配置を⼯夫すれば⾃分たちにピッタリな部屋の広さをつくることができる。
今回は購⼊前の⼟地に具体的な設計提案ができたことが、I様の理想の家づくりの礎になったと思う。
西川 有紀
肩書:編集・ライター
1982年、徳島県佐那河内村生まれ、大学卒業後、株式会社あわわに転職。その後、大坂へ移住し、編集プロダクション、デザイン事務所勤務を経て2018年に独立。個人事務所「モーラ」を立ち上げ、情報誌やWebマガジンでの記事執筆、企業・大学などの紙媒体やHPの編集・コピーライティングを手がける。