
ひさしぶり。
もう3年は手にとっていなかった建築知識の表紙に考えさせらる気持ちになり購入。さっそくページをパラパラめくり斜め読み。なかでも巻末特集にある「風水」の記事に目がとまった。
何年か前におとずれた風水ブームでは、家づくり計画に家相や風水を取り入れる人も少なくなかった時代がありました。玄関にはこの色の花瓶をおいて、南向きのカーテンはこの色を、ソファーむきはこちらへ。
のちに部屋のインテリアに風水の要素を付け加えたこの行為を、”DIY風水”と呼ばれていると聞き、最初にこの名をつけた方はうまいなと感心した。
僕も風水は好む。といってもこのDIY風水でなく、地理に基づく風土や気候にとても興味がある。
ためしに各土地の気温や風向きを調べてみるとこれが結構オモシロイ。徳島県徳島市の真夏の気温は首都圏や日本海側の地域に比べてもずっと涼しいし、風も安定して吹いてくれるから体感気温も高くならない。
家づくり計画ではこの風、とくに季節ごとにどこから風が吹くかはとても大切にしている。窓をあけて風が室内を通るだけで快適な気持ちにさせてくれるからだ。
巻末特集の風水の記事はこう締めくくっている。
「より良い方向に人生の舵をきりたいならば、まずは窓を開け、掃除機のスイッチを入れていただきたい。」